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障害者も思いを発信できる放送を。札幌・三角山放送局

4 メディアとして理想の姿を目指して

三角山放送局では秋に「いっしょにね!文化祭」を開催しています。これは障害のある方々と健常者のふれあいをテーマに行っているイベントで、第二回となった2015年文化祭では600人以上の方に来場していただきました。ALS患者による演奏会、盲導犬と触れ合えるコーナーや地域作業所の方々の作品展示など、ボランティアの方々の協力で運営することができました。また、朝の情報番組パーソナリティで両足に障害を持つ武部未来さんが呼びかけた「三角山登山チャレンジ」では、番組を聞いていた約150人のサポーターが登山当日に集まっていただき、無事未来さんを頂上まで連れていってくれました。こういった障害者と健常者をつなぐイベントを通して、心の中にある「壁」を取り払い、理解を深めることも私たち三角山放送局の使命だと考えています。

今後、さらなるバリアフリー解消のために私たちが取り組みたいのが、スタジオに来られない方たちも発信できるように、在宅で放送を行える仕組みの検討です。これは寝たきりの方や呼吸器が外せずベッドから出られない方などが放送に参加できるようにすることが目的なのですが、冬場の北海道は外出するのが大変なこともあり、在宅放送を行えると助かるというのもあります。また、受信者側の課題への取り組みとして、聴覚障害者の方々に向けて「見えるラジオ」をお届けできないかということも検討したいです。これは音声認識技術などを導入して、番組内容をテキスト化して発信していくことになると思うのですが、テレビでは感じられないラジオならではの「身近さ」「あたたかさ」といった感覚をどう伝えていくか、難しい取り組みになるはずです。

地域に根付くコミュニティFM放送局として、地域の皆さんすべてに役立つ情報を提供するのは当然ですが、障害の有無など関係なく皆さんがつながり合える場、そんなメディアとしての役割を今後も担っていきたいと思っています。

少人数で運営しているので一人何役もこなします
  少人数で運営しているので一人何役もこなします

 

取材協力:
株式会社らむれす 三角山放送局
取材日:
2015年11月

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