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「行きたい時に、行きたい場所へ」視覚障がい者の自立歩行をサポート 株式会社エクシオテック

4 提案する力が認められて

先に挙げました「音」「誘導路」「触知案内」の融合という提案によって、利便性が飛躍的に向上したことはもちろん、個々の「歩行時間延長信号機小型送受信機」「音声標識ガイドシステム」「音声触知図案内板」「個人向け音響案内装置」等のシステム開発力。さらに健常者との共生というところでは、環境に合わせての音声案内の音量自動調整等の問題解決力。これらをはじめとした様々な提案やシステムの開発が様々な方面で認められています。

そのため、業界の先駆者として、JISの原案作成本委員会等に委員を派遣してJISの作成に貢献。また、国土交通省や総務省のワーキング等で、意見を求められ、それに応えています。

最近のプロジェクトでは経済産業省の「障害者等のITバリアフリープロジェクト」へ委員を派遣しました。これは、視覚障がい者だけではなく、車椅子、肢体不自由者、難聴者なども街を歩けるようにしていこうという、障がい者ITSです。他にも、経済産業省委託事業の財団法人協用品推進機構「触知図表記方法における標準化に関する小委員会」に専門委員を派遣。厚生労働省の「平成20年度視覚障害者移動支援事業従事者資質向上研修会」の講義協力として音声誘導システム利用における歩行支援に作業協力もしました。国で何かプロジェクトがある時には、私たちの会社が選ばれて、意見をしています。

そうした30年の積み重ねの中で、その功労に対して様々な賞も頂いています。その中から3つ紹介します。日本盲人連合会から「第54回全国盲人福祉大会」において視覚障がい者の歩行支援に関する多年にわたる貢献に対して感謝状を受賞。野田聖子少子・高齢化特命担当大臣(2009年当時)より「バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者」として表彰されました。また、橋下徹大阪市長からは、多年にわたり障がい者福祉の促進に寄与したということで感謝状を頂いています。

「私たちの事業から福祉だけは外せない」という信念に支えられた30年の重みがこれらの評価につながったのだと思います。

左から「第54回全国盲人福祉大会」感謝状、「バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者」表彰、大阪市長からの感謝状
  左から「第54回全国盲人福祉大会」感謝状、「バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者」表彰、大阪市長からの感謝状

これからも視覚障がい者の自立歩行したいという夢の実現に向けて、機械の開発だけではなく、誰もが安心して暮らせる生活環境づくり、街づくりを目指していきます。

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