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視覚障害者をリアルタイムナビゲーション「ガイドグラス」(2/4)

2 ガイドグラスの特徴とその仕組み

視覚障害者の方々は、盲導犬の誘導や白杖を使って歩行していますが、初めてのルートの場合、介助者が一通りルートを同行し、情報を得てからではないと安心して歩くことはできません。また、ナビゲーションシステムなどでルートの検索はできるかもしれませんが、昨今問題になっている放置自転車の危険性や予期せぬ事態への対応などは難しいものがあります。もし、「第二の目」が自身に備わっていれば、このような事態にも容易に対応できるはずです。

私たちが当初開発したのが、メガネ型ウェアラブル端末であるグーグルグラスにその「第二の目」機能を付加し、離れたところにいる他者が視覚障害者の目となり、サポートをするソフトウエアです。遠隔地の他者はネット接続された環境でPCやスマートフォンなどの一般的なデバイスを使い、リアルタイムに音声で誘導を行います。何かハプニングが起きた場合でも遠隔地にいる他者が見て判断し、視覚障害者に情報を伝え、対処方法を指示することができます。さらに、位置情報を使って使用者が今どこにいるのかもリアルタイムで把握することができ、歩行ルートを検索して、ナビゲーションを行えるなどの特徴も備えています。また、白杖を持つことで片手が常にふさがっている状況が、ウエラブルデバイスを使うことで両手が自由になる可能性があるという、別の利点も生み出してくれます。

2015年6月にこのサービスを発表してから、各方面から大きな反響を頂き、関心の高さを実感することになりました。

ガイドグラスシステムのサービスイメージ
  ガイドグラスシステムのサービスイメージ

グーグルグラスの装着イメージ
  グーグルグラスの装着イメージ

歩行者からの画像と現在位置を示している遠隔地にいる他者の画面
  歩行者からの画像と現在位置を示している遠隔地にいる他者の画面

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