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日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)の活動と遠隔情報保障(1/4)

1 PEPNet-Japan 発足のきっかけ

  まず白澤さんから、PEPNet-Japanについて伺いました。

PEPNet-Japan事務局長の白澤麻弓さん
  PEPNet-Japan事務局長の白澤麻弓さん

  PEPNet-Japanが発足したのは、 2004年(平成16年)10月です。その年の4月に、それまでは本学(筑波技術大学)だけが参加していたアメリカでの障害学生支援の研修会に、日本福祉大学の大泉溥先生、宮城県・仙台市聴覚障害学生情報保障支援センター(現みやぎDSC)の松撫苣謳カ、それに私を含めた本学の教員が参加したのが直接のきっかけでした。その当時日本では、聴覚障害学生への支援はいくつかの先駆的な大学が、障害学生支援室を立ち上げたり、専任の教職員を採用したりして、大学の手による支援が少しずつ始まろうとしていた状況でした。一方アメリカには既に10年以上も前からPEPNetの組織ができていて、拠点となる大学がノウハウを積み上げ、一般の大学に広めていくという取り組みを進めていました。それらを我々参加者が目の当たりにしたことで、日本でもこうした組織を作り、同じことで悩んでいる大学や頑張っている大学をつなげれば、ノウハウを蓄積して交換することができ、モデル化、共通化して他の大学に普及させることができるのではないかと考えました。それで、参加者が中心になって10月に第1回目の関係者会議を開催し、PEPNet-Japanを立ち上げたわけです。 設立当時は13の連携大学・機関でしたが、現在は札幌学院大、宮城教育大、群馬大、東京大、早稲田大、日本社会事業大、放送大学教育支援センター、静岡福祉大、愛知教育大、日本福祉大、金沢大、同志社大、立命館大、大阪教育大、関西学院大、広島大、四国学院大、愛媛大、福岡教育大、筑波技術大の各大学と、みやぎDSC,関東聴覚障害学生サポートセンターの計22の連携大学・機関が加わっています。

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