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障がいのある方の生活をスマートフォンで支援するサービス ソフトバンク「アシストスマホ」(5/5)

5 利用者の反応と今後の取り組み

周辺の方に助けを求めるヘルプカード画面。周りの方の支援を受けやすい環境をつくるのも「アシストスマホ」の特長
  周辺の方に助けを求めるヘルプカード画面。周りの方の支援を受けやすい環境をつくるのも「アシストスマホ」の特長

 最終検証では、実際に多機能を使いこなしていただけるか、30名の方を対象に2回に分けてモニター調査を行いました。

 1回目の調査はモニターの方に「アシストスマホ」の概要を説明し、ソフトバンクモバイル社が用意した指示の内容(道順を調べる、カメラで写真を撮る、電話をかける、メールを送信する等の12項目)を制限時間内に実施してもらうというものです。

 2回目は利用者に合わせたカスタマイズを実際の支援者に行っていただいた後に1回目と同じ指示内容を実施しました。

 利用者に合わせてUIをカスタマイズすると、平均で8割の方が2回目の指示で1回目にできなかった操作ができるようになるという試験結果となりました。このように利用者と支援者が相談して、アシストスマホのカスタマイズを施すことで、どなたにも「アシストスマホ」をご活用いただけるのではないかと期待しています。

 今回、保護者の方からのお話で印象に残っていたのが「これまでは自分の分かるものしか渡すことができなかったが、このスマホであれば子供が理解して使えて、連絡や意思疎通の助けになるのではないかと思う。」ということでした。 従来の携帯電話ではスマートフォンの使い方を教えることは保護者の方にとってなかなか難しいことが多かったようですが、この「アシストスマホ」は教える側の負担も軽減でき、操作も簡単なので、是非ご活用いただきたいと思います。

 「アシストスマホ」は、知的障がいがある方の、連絡や行動を支援する機器として2013年度の「障害者自立支援機器等開発促進事業」に採択されました。
 「アシストスマホ」の機能を使って、高齢者の支援や地域での見守りに活用する事例も出てきました。高齢者が人口の約30%という逗子市では、高齢者支援のサービスとしてスケジュール機能が見守りに活用され、普段使いもできるように体験会も行われています。日々の安否確認や孤立の防止、緊急時の対応などに「アシストスマホ」のようなICTが有効活用されることは、当社の「情報革命で人々を幸せにする」という経営理念にも合致するところです。

 「アシストスマホ」はソフトバンクショップ実店舗でもサービス内容の説明を行っています。(https://www.softbank.jp/mobile/service/assistsumaho/howto/shop/

取材日:
2014年9月
取材協力:
ソフトバンクモバイル株式会社

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