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あなたの声の代わりをしてくれるパートナー「指伝話」(5/5)

5 今後の展望

 重度の言語障がいのある方からの、「文字でメールを打てるようになりました」とか「メールや手紙が読めるようになりました」などの声に触れられることは、この上ない喜びです。障がいを抱える人が何か自分自身でやり遂げることができたときの喜びは、きっとわたしたちの想像以上のものなのだと思います。より多くの方々に、喜びを味わうための訓練パートナーとして「指伝話」を活用していただけたらと思っています。

 近年のアプリの多くはクラウドです。通信を使ってサーバーから読むものが多いのですが、「指伝話」は、他の機器に依存せず独立で動くことができます。容量はちょっと大きめですが、LTEや3Gでも問題なくダウンロードできます。

 スタンドアローンにこだわったのは、緊急性の対応のためです。わたしは「指伝話」を、どんな非常なときでも障がい者の方の声となる存在にしたいと考えています。東日本大震災のような大災害時にサービスが停止してしまっては、コミュニケーションツールとして意味がありません。非常事態のときこそコミュニケーションは重要になってきます。スムーズに会話ができれば、危険も避けやすいですし、不安も軽減されます。どんなときでも、障がい者の方の声の代わりとなり、支えることができるアプリにしたいと考えています。

指伝話を紹介しているオフィス結代表 高橋さん
  指伝話を紹介しているオフィス結代表 高橋さん

取材日:
2013年10月
取材協力:
オフィス結

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