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ツイッターの活用による高齢者の見守りと地域のコミュニティーづくり(3/5)

3 見守り隊と見守られ隊のしくみ

 とくったーの見守り隊は70歳以下、見守られ隊は70歳以上の人となっています。2012年11月時点で、見守られる人は29人。平均年齢は72歳です。見守るほうは、平均年齢50歳。地域や人の役に立ちたい人たちが参加しています。それぞれ50人が定員で、ときどき募集をかけて、参加者を募っています。
 参加者にははじめにスマートフォンとツイッターの使い方の基本を学ぶ講座を必ず受けていただきます。またインターネットによる情報共有についても学びます。
 しくみ上は見守り隊、見守られ隊の区別はありますが、見守り隊、見守られ隊の立場が逆転することもあります。なぜかというと、70歳以上の人でもスマートフォンの操作が得意だったら、先生役になって、見守る立場になるからです。そうすると、見守られ隊のメンバーに自分はまだ大丈夫だ、どんどん社会参加できるという自信につながります。得意分野があれば、時と場面で入れ替わります。見守りとはお互いを見守ることだというところがこの事業の面白さです。
 運営は、NPO法人徳島インターネット市民塾が行っています。メンバーは、居住地をもとに10ブロックのグループに分かれています。グループごとに自主リーダーを決めて、月に1回、地域グループ交流会を開いています。事務局の3名のスタッフだけでは、メンバーからの質問に対応しきれないので、サポートが必要な場合は交流会が自主勉強会に早変わり。お互いに教え合っています。また、ツイッターだけのつながりではなく、実際に会ってお互いを確認するためでもあります。交流会を開いた場合は、必ず事務局のブログに写真を1枚アップすることになっています。
 とくったー総会は3ヵ月ごとに行います。見守られ隊と見守り隊が集まって、見守り状況の報告、見守りの基本や手順の再確認、課題や問題点、傾向などについて話し合っています。


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