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世界でも類を見ないデータ量を誇る、視覚障害者情報総合ネットワーク「サピエ」(3/4)

3. サピエのシステム開発と、「びぶりおネット」時代のNICT助成事業の成果について

サピエのシステムは、現在日本点字図書館が管理し、全国視覚障害者情報提供施設協会が運用を担当しています。

全国の視覚障がい者は、自宅にいながらいつでもすぐに、インターネットでサーバーに接続し、好きな本を簡単なパソコン操作により聴くことができます。もし、他の人が同じ録音図書を聴いていたとしても、終わるまで待っている必要はありません。

このインターネットを使った録音図書配信の仕組み(システム)は、日本点字図書館が2002年度から3カ年にわたって、サーバー側の配信用ソフトと利用者が録音図書を聴くために使うソフトの開発、録音図書のデジタル処理等を進めてきました。そして、2004年から「びぶりおネット」でサービスの提供を開始。このデジタル処理の仕組みは、世界11カ国が共同で国際標準化を進めている「デイジー(DAISY)」という規格に基づいています。

日本点字図書館による「びぶりおネット」の開発は、2004〜2005年(平成16、17年度)のNICT助成事業となりました。この助成によってその後の開発が進み、利用登録者数やタイトル数、録音コンテンツダウンロード数が増加しました。

「びぶりおネット」:平成21年度の実績
 利用登録者(3月末時点) 3131人
 録音コンテンツダウンロード(PC)タイトル数 :120,648タイトル
 録音コンテンツダウンロード(PC)時間数   :1,179,880時間
 録音コンテンツダウンロード(携帯)タイトル数:42,486タイトル
 録音コンテンツダウンロード(携帯)時間数  :234,427時間

サピエとの統一後、「びぶりおネット」で保有していた約1万4千タイトルの録音図書データは、サピエ図書館へ移行されました。その後、全国の点字図書館から録音図書データがアップされ続けており、2011年10月末時点では、2万9千タイトルにものぼっています。

サピエのサーバールームの写真
サピエのサーバールーム

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