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世界でも類を見ないデータ量を誇る、視覚障害者情報総合ネットワーク「サピエ」(1/4)

1. サピエの沿革

サピエは、視覚障がい者や視覚による表現の認識に障がいのある方に対して、点字・音声・文字のデータ、暮らしに密着した地域・生活情報など、さまざまな情報を提供するネットワークです。現在、パソコンなどで直接利用している視覚障がい者等の個人会員は1万人に近づきつつあり、視覚障がい者情報提供施設(点字図書館)、公共図書館、大学・学校図書館、ボランティア団体など、全国の約240もの団体が活用しています。

サピエのはじまりは、今から23年前にさかのぼります。1988年に、日本IBM社が社会貢献事業として、点字情報ネットワーク・システム「てんやく広場」を開始。スタート時は全国70カ所の拠点をネットワークで結び、約1500台を超える点字用入力機器を設置したパソコン通信システムでした。1998年には「ないーぶネット」と改称し、全国視覚障害者情報提供施設協会(全視情協)が運用を担当。ネットワーク配信により全国の点字図書館の目録と点字データを提供するこのサービスは、2001年にインターネット版を本格的にスタートさせました。

2004年には、日本点字図書館と日本ライトハウスが、録音図書ネットワーク配信サービス「びぶりおネット」を開始。その後同サービスは、2010年に、前述の全視情協「ないーぶネット」と統合。現在は日本点字図書館がシステムを管理し全視情協が運営する「サピエ」として、「サピエ図書館」「地域・生活情報」「図書製作支援」など、さまざまなサービスを提供しています。

視覚障害者情報総合ネットワーク「サピエ」のサイト
視覚障害者情報総合ネットワーク「サピエ」

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