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本を読む楽しさを提供した!音声拡大読書機「よむべえ」 (2/4)

2. 音声拡大読書機の普及にむけて  (新宿区立戸山図書館)

今回は、音声拡大読書機「よむべえ」が導入されている「新宿区立戸山図書館」で現場の声をうかがいました。音声拡大読書機は、実は一部の図書館に導入されています。しかしながら、その存在が充分に知られていないことから利用が少ないのが現状です。

「新宿区立戸山図書館」に設置されている音声拡大読書機「よむべえ」の写真
「新宿区立戸山図書館」に設置されている音声拡大読書機「よむべえ」

 

「新宿区立戸山図書館」は、都内でも屈指の高齢化地域にあり、大活字本やデイジー図書などの蔵書が多く揃えられているほか、対面朗読といった視覚障がい者へ向けたサービスも提供している図書館です。
録音資料の利用は多いものの、館内に設置されている音声拡大読書機「よむべえ」は、残念ながら利用が伸び悩んでいるのが現状です。図書館では今後、利用者拡大に向け、使い方のレクチャーを積極的に進めるとの話でした。設置情報の広報や建物のバリアフリー化といった環境整備など、自治体の積極的な対応が待たれるところです。

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