ナビゲーションをスキップ

サイトマップ - ヘルプ - お問い合わせ
 
 
現在位置: トップページ > トピック記事 > 高齢者・障害者支援サービス・取組 > 匂いで情報を伝える研究開発

わさびの匂いで火災を知らせる臭気警報装置など
匂いで情報を伝える研究開発をしています(1/5)

1. わさびの刺激臭で伝える火災警報器の開発について

当社は環境改善、医療、安全に関する3つの分野で、香りを役立てていくために研究開発を行ない、社会貢献を目指している会社です。

聴覚や視覚が不自由な人は、緊急事態の発生に気付くのが遅れることがあります。匂いで緊急事態が起きたことを伝えることができれば、大切な情報伝達の手段になります。過去に、独立行政法人消防研究所(当時)との共同研究が行われ、現在、わさびの匂いで火災の発生を知らせる装置を消火装置などの製造販売を手がけるエア・ウォーター防災(株)と共同開発しています。

この装置の名称は、「臭気発生装置」といいます。火災警報器が作動したときに電気信号が臭気発生装置に送られ、スプレー缶に充填されたわさびの匂い成分が室内に噴霧されて火災の発生を知らせる仕組みになっています。

聴覚障害者に向けた製品としては、警報器の音を光や振動で伝える屋内信号装置が発売されています。しかし、聴覚障害のある方には光で知らせるタイプは睡眠中には気付きにくく、振動するタイプは睡眠中に常時枕の下に入れたり、腕に巻いておく必要があるのでうっとうしいという声も聞きます。

わさびの刺激臭による警報は、睡眠中の障害者が気付きやすく、危険を伝える情報伝達に有効です。壁に設置するタイプなので、聴覚障害者の負担が軽減されると思います。

この開発について、最近では2008年春に日本国内で報道されました。ロイター通信社やイギリスのBBC放送によって世界各国に配信され、注目が集まっています。わさびは世界に知られる日本発の匂いです。

ページの先頭に戻る

目次へ 次へ

 

以下は、このページの奥付です