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色覚バリアフリーの実現を目指して(6/7)

6. カラーユニバーサルデザインを商品づくりに生かした事例をおしえてください。

カラーユニバーサルデザインの領域は、工業製品、建築物、公共デザイン、広告など、色を使うすべてのデザインが対象となります。色覚バリアフリーの試みが広がってきて、カラーユニバーサルデザイン機構には、自治体や企業などから多くの相談が持ちかけられています。伊賀さんや田中さんたちスタッフは、色の組み合わせやデザインをチェックし、改善方法を提案しています。

既存の施設表示や商品などの改善方法のアドバイスだけでなく、新製品やパンフレットの企画段階から協力しているものが多くあります。たとえば、自治体のカラーユニバーサルデザインのガイドライン(神奈川県、静岡県、茨城県、東京都中央区、世田谷区など)、印刷業者の組織「CAN」のマニュアル、家電製品のリモコンなどさまざまです。

テレビのリモコン。赤色のボタンを朱色に近い赤に変更して見分けやすくしたもの。

学校などで使用されているチョークについては、赤色が薄くて色弱者には見えにくい、色がついているチョークは見分けにくいということからCUDOメンバーのアドバイスを仰ぎ、チョークの色の色相、明度や彩度に差をつけ、明るく鮮やかな4色に変更したものが発売されています。

色覚バリアフリー対応のチョークの色の比較

左が一般のチョークで書いた文字。右が色弱者対応の、ダストレスeyeチョークで書いた文字。色が鮮やかである。

※ダストレスeyeチョークのホームページ
http://www.rikagaku.co.jp/items/chalklist.htm
(日本理化学工業株式会社)

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