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夢はいつだって自分の手の中にある
〜ボディーボードインストラクター・YUMIEさん〜(4/5

4.身近にあるIT機器や利用している情報保障について

私は3歳のころから補聴器をつけています。補聴器という機器は年々改良されていまして、海の中でつけられるタイプもありますし、自分が聞きたい音を取り入れられるようコンピューターで調整できるものもあります。私は今まで高い音が聞こえなかったのですが、この補聴器によって後ろから自転車がチリンチリンと来る音や、セミやコオロギの声が、今になって聞こえるようになりました。こういう点でも、「ああ、諦めなくてよかった」と思いますね。

補聴器自体はあまり壊れるものではないので、一般的に、買い換える機会というのは少ないかもしれませんが、現在はありがたくも補聴器の会社がスポンサーになってくれているので、モニターという形でいろいろな製品の「試し聞き」をさせていただいています。

自分で要望を出すこともあります。例えば、補聴器は音漏れをすると「ハウリング」といってピーピーと鳴ってしまうので、音楽を聴くときにヘッドホンができないのです。それを伝えたところ、ハウリングしにくいイヤホンをすぐに作ってくれました。

個人的には、補聴器の魅力をもっと知ってほしいです。例えばデコリングをするととても可愛く、補聴器をしている人にしか出来ないものもあるってことをみんなに見せられたらいいな、と思います。

その他の機器では、やはりパソコンと携帯は必須アイテムです。パソコンは、仕事や暮らしに必要な情報の入手や関係資料のやり取りを行うなど、聴覚障害があっても利用できる便利な情報ツールです。あと、個人同士のやりとりに使う電話については、私は電話で話すことができないので、携帯メールは絶対必要ですね。電話に対しては、子どものころからずっと、顔を見て会話ができたらいいなと思っていました。今ではTV電話もあるけれど、多少タイムラグがあったりします。言葉と口元がタイムリーにパパパッと伝わるようになれば理想的ですよね。

補聴器をしているYUNIEさんの写真
※写真3 YUMIEさんは3歳のころから補聴器を愛用している

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