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現在位置: トップページ > トピック記事 > 情報バリアフリー全般 > 「PICOTシンボル」の開発

コミュニケーションに困難のある人たちのために、
「PICOTシンボル」を開発し支援を続けています(6/6)

6. AACサポートではどんな活動をされていますか

2007年9月に、知的障がいのある方にも携帯電話のメールを簡単に利用してもらえるように、携帯電話用の補助入力ツール『PICOTブックDP版』を開発し、商品化しました。これはAACサポートが、(株)NTTドコモとグリッドマーク(株)、(株)コネクトテクノロジーズと共同で開発したものです。

専用に開発されたペン型スキャナでPICOTブックDP版の絵記号にタッチすると、印刷されたドットパターンを読み取り、携帯電話に送られて画面に文字が表示されます。あらかじめ送り先のメールアドレスを登録しておけば、文字入力やボタン操作が苦手な人でも比較的簡単にメールを送ることができます。2007年発売のNTTドコモらくらくホンIVには、『PICOTブックDP版』に対応したアプリケーションがインストールされています。便利なツールではありますが、自分で携帯電話が使えない方のために周囲の人がフォローしてあげる必要があります。AACサポート事務局ではこの補助ツールの無料レンタルサービスを行なっていますのでご相談ください。

また、「PICOT On Web」は現在も開発が続けられています。興味のある方は、AACサポートの下記ホームページをご覧ください。

デザイン化されていてまだ世に出ていないPICOTシンボルの絵記号については、第2集として出すか、第1集に加えて出すか現在検討中です。

このほかAACサポートでは、知的障がいや自閉症などの障がいのある子どもたちのために、ソーシャルスキルやコミュニケーションスキルの支援、指導のための活動をしています。夏休みに行なうキャンプでは、キャンプ場の表示やキャンプ用のしおりに絵記号を使っています。参加者の不安を軽減するためです。

AACサポートでは、今後もより多くの人たちがコミュニケーションを楽しくできるよう支援を続けていきます。

小島哲也先生の写真

写真4 信州大学教育学部教授(NPO法人AACサポート理事長) 小島哲也先生

取材日:
2009年1月25日
取材協力:
NPO法人AACサポート
〒380-0871 長野市西長野2-4 カシヨ情報ビル3F
TEL&FAX 026-214-6161
http://web.me.com/aac_support/
取材者:
独立行政法人 情報通信研究機構 情報通信振興部門 バリアフリーサイト

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