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JIS X 8341-3改正のポイント(1/4)

1. JIS X 8341-3改正の背景

JIS X 8341-3とは、2004年に制定されたウェブコンテンツのアクセシビリティに関する規格で、正式名称を「高齢者・障害者等配慮設計指針−情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス−第3部:ウェブコンテンツ」といいます。当時の世界的スタンダードとされていたWCAG 1.0を参考にしながら、国内の既存のガイドラインの内容を集約、整理し、さらに日本で特に顕著な問題に配慮した内容になっていました。

JISという工業規格は、5年ごとに見直しができます。つまり、JIS X 8341-3も、2009年には改正することが可能になるのです。また、2008年にはW3CからWCAG 2.0(Web Content Accessibility Guidelines 2.0)が勧告されるだろう、ということがわかっていたので、それでは私たちも2008年に改正原案作りに着手しようと。JISの5年ごとの見直しのタイミングと、WCAG2.0の勧告のタイミングが、ちょうど合った形になりました。

W3Cが定めるWCAGは、現在のウェブの世界では、事実上の標準規格と言えると思います。ただし、WCAG 1.0が作成された当時は、漢字文化圏特有の問題、例えば、同じ漢字で何パターンも異なった読み方が存在する等々の問題に対して、議論が行われることはなかったようです。2004年度から、私自身もW3Cのワーキンググループに参加し、JISで見つけた日本で顕著な問題を強くアピールしました。その結果、JIS X 8341-3の成果をWCAGの改訂作業に取り込むことができました。アメリカのリハビリテーション法508条の見直しにあたっても、WCAG 2.0の内容が取り入れられています。

そのような背景もあって、JIS X 8341-3を改正するにあたっては、日本からも貢献しているWCAG 2.0 の内容を取り込む形にしようと。その点は、関係者の意見が一致していました。委員会で検討を重ね、2009年の初めに公開レビューを実施し、2009年3月に原案が完成。現在は、財団法人日本規格協会、経済産業省などによる審議が行われており、順調に進めば2010年には官報公示、という流れになると思います。

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