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誰でも使える地方公共団体ホームページの実現(その2)(5/9)

5. 具体的なワークシートへの記入作業等について教えてください

「実施内容確認シート」への記入例

ワークシートには、それぞれの発注方式をカバーした「基本検討シート」、「対応方針回答シート」、「詳細検討シート」、「実施内容確認シート」等がありますが、今回の実証評価で作成業者が作成した「実施内容確認シート」の事例(一部内容を抜粋したもの)を下表でご紹介します。

「実施内容確認シート」の「対応方針」は、「基本検討シート」で定められている方針、または選択肢の中から選択した方針を記載したものです。(文頭に「■」のあるものが選択した方針です。)

最終的に出来上がったときに、実際どのように実現されたかを「対応確認」欄へ「○」、「△」で表記し、「△」の場合には実現できなかった理由や代替方法について記入してもらいます。

この「実施内容確認シート」をチェックすることで、ウェブアクセシビリティ項目を確認することになります。

【参考】

「公共分野におけるアクセシビリティの確保に関する研究会」報告書の公表

「実施内容確認シート」の事例(一部内容を抜粋したもの)

(1) レベル1(最低限の対応)
大分類
検討項目
対応JIS
説明 対応方針 対応確認 対応内容の説明
配置
1-5
2d)
table要素によって画面内のレイアウトを行う場合は、音声読み上げソフトでの読み上げ順序などに配慮が必要です。情報の本来の順序と違う順序で読み上げられてしまうと、内容の把握が困難になります。 ■レイアウトのために表を用いるが、音声読み上げソフト等への配慮を行う。 基本的にレイアウトの為に表は使用しなかった。
PDF
1-13
1b)
PDFを使う場合には、内容を読み取ったり操作できない利用者が出ないよう配慮が必要です。 ■PDFで公開すると同時に、掲載の際には内容を説明するテキスト等を提供する。 百数十ページに渡るPDFが存在し、画像、グラフや表など多用している場合、テキスト化作業に工数が掛かる。
(2) レベル2
大分類(項目)
(JIS)
説明 対応方針 対応確認 対応内容の説明
現在位置の情報
2-52g)
表示されているページが、サイト内のどの位置にあるかを分かりやすく伝えることで、多くの人が混乱少なくサイトを利用できます。 現在位置を示す情報やリンクを各ページに表示する。 トップページ及び前方へのリンク、サイトマップを全ページに付けた。パンくずリストは工数増となるため未対応。「県の取組」、「知事メッセージ」参照(リンク)
共通メニュー
2-73f)
サイトやシステム内の各ページに共通のメニューなどを表示することで、多くの利用者が分かりやすく利用することができます。 各ページに、スタイルや表記が共通の基本操作部分を表示する。 基本操作部分として、ヘッダー、ページ上部右側とページ下部左側に「ホームへ戻る」、「もどる」ボタンを実装した。「県の取組」、「知事メッセージ」参照(リンク)
メニュー
読み飛ばし機能
2-83h)
サイトやシステム内の各ページに共通のナビゲーションなどが表示される場合、音声で読んでいる人や、キーボードで操作している人などは、ページ内のメインの部分(本文など)にすぐにたどり着けず、非常に使いづらくなってしまう可能性があります。 ■基本メニューの読み飛ばし機能を提供する。 どれ程の量の場合読み飛ばすか不明。

画面

Webページのキャプチャ画像
「ユニバーサルデザイン・ネット UD21 くまもと」
※実証評価にて使用した画面(テンプレート)であり、公開予定の画面とは異なります

Webページのキャプチャ画像
「県の取組」
実証評価にて使用した画面(テンプレート)であり、公開予定の画面とは異なります

Webページのキャプチャ画像
「知事メッセージ」
※実証評価にて使用した画面(テンプレート)であり、公開予定の画面とは異なります

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